推せる異色のWeb小説【2】
主にランキング外をスコップして見つけた個人的名作をリストにしました。 今回はむせる系のもの三選(+未完1)。硝煙または血の匂いが染みつきます。 宗教上の理由により順位は ×面白さ順 ○文字数順(少ない→多い)になってます。
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緋色の鳥は戦禍を謳う(クレイドル501)
カクヨムACリスペクトの空戦傭兵もの。この場合のACはエースコンバットとアーマードコア両方のことを指す。 魔導技術の発達は火薬を満載した鉄の棺桶の超速空中機動を可能にし、国家間戦争の主舞台は空へと移行した。 同名の空中戦艦を拠点とする傭兵組織「エントランス」に新登録された魔術傭兵(ヴァルチャー)・レーヴァンは泥沼紛争お手製の戦場に身を投じていく。 唯一の欠点は未完であること。更新自体はされているが……。 草葉の陰で続きを待っている作品の一つ。
- 2
内なる獣が俺を殺す(島流しにされた男爵イモ)
カクヨム殺伐バイオレンスハードSF。 感覚として近いのは映画『ブレードランナー』だけれど、それよりもディックの原作に寄っている読み味。 字数に対する話の濃度がかなり高く、体感でいうとハヤカワの本一冊を読み通すくらいのカロリー。 ダークでビターな展開、人間の悪性と荒み、頑丈で殺しても死ななそうな無口大男の心の傷と空虚、みたいなのが読みたい時に効く。 なけなしのお金をぶっぱして買って何かあった時にちょっとずつ飲む、そういう強いお酒みたいな小説。
- 3
失楽園のネクロアリス ‐Garten der Rebellion‐(雪車町地蔵@カクヨムコン9特別賞受賞)
カクヨム弐瓶勉(『BLAME!』『シドニアの騎士』)の作品にウェスタン系のエッジを効かせた感じのポストアポカリプス放浪もの。 作風と個性が一話からフルバーストされており、独自性で殴るのに文字数は必ずしも必要ないのだということを教えてくれる。 大筋がシンプルに設計されていて展開は王道寄りながら、独自の用語と設定がところどころで乱舞することで独特の味付けになっている。 あとツェオたんかわいいです。一途系使役人形少女はいいぞ。
- 4
まぼろし藤四郎(西紀貫之)
カクヨムFGOで剣禅一如してる柳生但馬守宗矩、の兄が主人公の剣戟アクション。 時代ものなのだけど文章のテンポが異様に良く、けれん味のある強キャラをそれ以上の強キャラである主人公がぶった斬っていく。 敵も味方も最初からレベルカンストしてそうな連中ばっかりなのに面白いのはこのジャンルの元々の特徴でもあるけれど、作者の腕もあるのだと思う。 王道テンプレの合間にこういうのを挟むと俺TUEEEEの解像度が上がって整う。一話だけでも読んでみてほしい。
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